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デジカメジプシーの終焉と第2章のはじまり [機種別 デジカメその他]

わたしのデジカメ所有歴は1999年ごろ発売だったかな、Coolpix 700(ニコン)からだ。

当時のホームページに小物の写真を載せようと思って導入。
一枚ずつフイルムで撮ったものをスキャンするのがものすごく面倒だったのだ。
家庭用のスキャナは今ほど性能が良くなかったし、パソコンの画像処理能力が全然足りなかった。

しかし、このCoolpix 700はマニュアル露出ができないオート専用機だったため、
どのようにすれば思い通りの写真が撮れるのかわからず(使いこなせず)、デジカメは使えない!
と思い込んでしまった。

2002年ごろ、やはり小物を手軽に撮りたくて上記Coolpix 700と同時期に発売されたCoolpix 950というのを中古で買った。
マクロが寄れて絞り優先があって、レンズがくるりと回転する使いやすいものだったが4回ほどの使用で故障。

2004年に、またもや細かい小物をマクロで撮るために買ったのが Caplio GX(リコー)だ。
新宿のヨドバシカメラで探したところ、5~6万円で1センチマクロができて絞り優先があるのがこれしかなかった。

真っ白か真っ黒の背景で撮ることが多かったので、絞り優先プラスマイナス2段の露出補正では物足りなくなり
翌年また同じヨドバシに新しいものを探しに行った。

マニュアル露出ができてマクロがもっとも寄れる機種はGR DIGITAL(リコー)だった。
かなりはっきりと全体がピンクに写るという初期不良で購入後すぐメーカーに交換してもらった。
8万円ほど、けっして安い買い物ではなかったが、マクロの用途限定でしか使う気がなかった。
どうやら単色の物撮りには向いていないようで、WB調整に非常に苦労した。
色が命!的な対象物を撮っているのに、補正の限界を超える色転びだったためやはりすぐ使わなくなった。
今考えたら、風景用に残しておけばよかったと思う。

結局、撮りたかった小物は、このデジカメジプシー状態の合間に買ったデジタル一眼(EOS20D、EOS1D mark2)
+50mm or 100mm+中間リング)で撮るほうが色味が簡単に出せて、
やっぱりコンパクトデジカメは難しすぎる、と思い込み、敬遠していた。
しかし、ちょこっと撮りたいだけなのに、セット一式準備して、熱いライトを焚いて汗だくになるのだ…

翌2006年。
「いまって、こんなカワイイデジカメがサンキュッパで買えるねんで~」と友達が見せてくれたカメラ。
競馬場で会ったカメラマンが、出張のついでに撮ってきたと液晶画面で見せてくれた大阪城。
ディープインパクトが凱旋門賞へ出走するのでその取材に行った先で女性編集者が
「國廣さん、いつも撮る側でしょ」と言って仕事中のわたしを撮ってくれたカメラ。

3つとも同じような外観で、ソニーで、小さくて薄ぺったくて画面がでかい。
皆、オートで撮った、写りが良いと言い、印象に残った。

そして2007年。
シャドウゲイトが勝ったシンガポール航空国際カップの取材に行ったとき、
ライターの方がこれまた仕事中の私を撮ってメールで送ってくれた。
せっかくなのでプリントアウトしてみたら、なんかすごくキレイに写ってる!(私が、じゃなくて写真自体が、だ)
色味がとっても好みで、青っぽくない。空気感がいい。
このときいただいた写真がきっかけで「オートのコンパクトデジカメは難しすぎる」という思いが一変した。

そのカメラも、前の3つと同じく小さくて薄ぺったくて画面がでかかった。
サイバーショット DSC-T10(ソニー)である。

しばらく後、何の用で行ったのか梅田のヨドバシカメラで普段は寄らないコンパクトデジカメのコーナーで目にとまったのが
小さくて薄ぺったくて画面がでかい、あのカメラ!

それまで見せてもらった4人のとは違ってタッチパネルで操作するものだった。
かれこれ8年も気に入ったコンパクトデジカメに出会えなかったものだから、即決する前に売り場でいじくりまくった。
ISO感度設定はできるか、露出補正はどこまでできるか、マクロはどうなんだ?

「拡大鏡」ってなんだ?ためしに腕時計を撮ってみて感動!
わたしが探していたマクロはこれよ~、色味もばっちりやん。

本体の色は真っ白。1センチまで寄って被写体に写り込んでも白ならいい。レフ板もどきの役目も果たすかな、
なんて考えて購入。

機種名はDSC-T70。

これに出会ったことで、がっくり続きだったマクロデジカメ探しは終焉を迎えた。満足したのである。
だが、かんたんキレイに撮れるコンパクトデジカメに出会ってしまったことにより新たなる旅が…
技術の進歩と低価格化で、とても楽しい旅だからいいけど。

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DSC-T70で撮影
被写体は真珠。ひとつひとつに愛機T70が写りこんでて、なんかカワイイ

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